新居浜 その6
四国の瀬戸内側は毎年夏は渇水に悩まされている印象がある。
酷暑が続くと、ダムの水が干上がり、高松や松山では取水制限が行なわれ、
全国的なニュースになる。
ところが両市のほぼ中間に位置する新居浜を含む東予地域では、
水に悩まされたという話は聞かない。
これは背後に石鎚山系があり、山からの豊富な水がまちを潤すからである。
特に隣の西条市は名水の町として売り出している。
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これまで紹介したどて焼やふぐざく以外で、
新居浜滞在中によく食べに行ったのは、まず萩の茶屋の蕎麦。
店の名前を聞いて大阪の下町を思い浮かべたのは
元からのここの住人ではあるまい。
隣県の讃岐うどんが非常に有名なように、
四国はうどん文化圏で間違いないのだが、
ここは西日本では珍しいくらい上質のもりそばを味わせてくれる。
わさびを客自らすりおろすのもみずみずしさを感じさせて楽しい。
やはり水がいいからなのか。
だが、なんといってもこの店で一番オススメしたいのが天ざるの天ぷら。
ごま油で揚げた香ばしさがなんともいえない。
ボクは天ぷら食べたさに、蕎麦を頼まずに一品や天丼をよく注文したものだ。
でも、昼休みにこの店で食べた記憶は殆どない。何時行っても行列ができる店だから。
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うどんで美味しいと感じた店は福々。かなり本格的な讃岐うどんだ。
高松出身の社員を連れて行ったところ、
「これだけの味が出せるうどんやは高松でも少ない」とのこと。
中華でよく行ったのは南国。なんてことない中華店だが、全般的に味はいけた。
お好み焼きのぼてすけ屋。ここのお好み焼きはボリュームがある。
はながつおをふんだんにかけてくれるのも嬉しい。
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1994年秋~翌年春まで住んだ新居浜。
ここでは阪神大震災も体験した。
体感での揺れは激しいものがあったが、物損の被害はなかった。
職場の店がある高松では、売場の什器が倒れたというし、
大分では誰も揺れに気付かなかった。身体で揺れを感じた最西だったようだ。
人口13万人(当時)にしては閑散とした市内中心部で、シャッター街が目立つまちだったが、
祭りの時など、時には爆発的なエネルギーも感じさせた。
国領川河川敷でのいもだきも楽しい思い出だった。
(終)