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釧路 その7

実は、ボクが働いていた職場は釧路市ではなく、隣接する釧路町にあった。

ここは釧路市街地の郊外として、住宅が急増しているところで、大学など、教育施設もある。
商業的には郊外ロードサイドの集積地ということになる。

店の裏手も住宅地だったが、少し行くと行き止まりになって、
その先は釧路湿原が広がっていた。

釧路といえば釧路湿原が有名だが、開店準備に追われて、
観光ポイントとなる湿原の中心部へは残念ながら1度しか行っていない。

出かけたのは気球乗り場の近くまでだったが、雄大な景色にしばし息を呑んだ。
この湿原いったいどこまで続くのだろう。

雄大といえば現地人の距離感覚にも驚いたものだ。

開店日やその後の週末になると根室や網走から客が来る。
ともに釧路からは100km以上離れている。

いろんな地方都市に住んでいたが、本州の距離感覚とは明らかに違う。
そういえば、札幌の店に勤めていたときも、
店のパートが勤務終了後、よく友達の家に遊びに旭川まで出かけていたっけ。

出店準備にアタフタしている時期は作業が連日深夜に及ぶ。

そんなとき夜遅くに開いている店はこんな郊外にそうそうなく、
限られた数店を選んで夜食を食べに行った。

特に店の20代前半の若手社員に好評だった店が「ガッツ」。
とにかく安くて腹いっぱい定食を食べさせてくれる。

店の者に連れられて初めて行ったとき、
オムライスを注文して、あまりの大きさに喘ぎながら食べたものだ。

また、昼食ではその近くのラーメン店へも何度か行った。
この店で豚丼というのを初めて口にした。

かの吉野家が牛丼販売自粛の期間中、豚丼を売り出して、
一躍その名は広く知られるところとなったが、そもそも豚丼発祥の地は帯広らしい。

本場豚丼は吉野家のとは似ても似つかぬ、タレ付けの豚ロースがご飯を覆っている。
ボクが食べた釧路のラーメン店の豚丼は豚肉の上に、更に目玉焼きが乗っかっていた。

この店のラーメンも喜多方風の縮れ麺でおいしかったのを覚えている。
町名で言えば愛国西か東だと思うが、誰か店の名前をご存知の方は教えてください。

(終)

 

釧路のラーメン店

【釧路市内の飲食店】
炉ばた市場亭
マルア阿部商店工場直売店 鮭番屋くし炉あぶり家
炉ばた煉瓦八千代本店
そば食事処 露風庵まるひら
ラーメン館 秀航園ラーメン専門店 麺楽

 


 

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