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「青空みかんの紙芝居教室」web講義録


第1回 紙芝居の持つ秘密を探る
          〜今、一番古くて新しいメディア、紙芝居とは何ぞや?〜

1, 紙芝居はいつ頃何故出来たのか?
紙芝居の形式ができたのは1930年頃で、今からおよそ75〜76年前である。
その頃は関東大震災の後で世界大恐慌が起こり、日本でも失業者が溢れ返った。その失業者の方々が日銭を稼ぐために飴やお菓子を売る道具として街頭紙芝居が生まれた。
その後、第ニ次世界大戦後も街頭紙芝居は復活して、1930年代1940年代の二度に亘って紙芝居ブームが巻き起こった。したがって紙芝居は街頭紙芝居に始まり、職を失った方々の生活を支える容易な商売として盛んになり、テレビやゲームのなかったその当時の子供達にとっては格好のお楽しみとして爆発的に広まっていった文化であった。

2.紙芝居に込められた2つの秘密とは?
その@ 作家の世界が現実空間に出ていって広がるという特性
 ・ 舞台があることによって、作品世界と現実空間をはっきり分ける。
 ・ 舞台の扉の形が出ていく動きを強める。
 ・ 画面が現実空間に出ていく。
 ・ 観客と向かい合っているため、現実空間にいる演じ手の存在感が増す。
そのA 紙芝居を観ることによって強い集中が生まれ、それが共感の土台となる。
 ・ 今までの画面(紙)が抜かれ始めると、次の場面が現われるため集中が起きる。
 ・ 舞台があることで集中をつくる。
 ・ 舞台の扉の形が画面(紙)を差し込む動きを強め集中させる。
 ・ 画面(紙)を差し込む動きが次の場面への集中となる。
以上のように、2つの魅力(秘密)とは、 作家世界が観客の現実空間に出ていって広がる、 観客が強い集中によって演じ手と観客相互の共感が生まれる、ということである。
2つの秘密(特性)によって作家の世界を自分自身のものにしていく、その喜びが共感の感性を育むことになる。

3.街頭紙芝居の魅力とは?
その@ 解放性
親や先生に監視されずにリラックスして、自由な雰囲気の中でお菓子や水あめを食べながらドラマの世界に入っていける。
そのA ふれ合いの楽しさ
名前を知らなくても同じ場所で同じ楽しみを味わっているという一種の連帯(= ふれ合い感)が働くから、安心して伸びやかな気持ちでドラマの世界に入ってい くことができる。(共食・共楽の原理) 「子どもの街文化」畑中圭一著 久山社より   
そのB 演じ手と子供のふれ合い
上手に演じているだけでなく、心を通わせてくれる紙芝居屋さんを子共たちは求めていた。

4.全ての紙芝居に共通する魅力とは?
 紙芝居とは優れた作品が優れた演じ手によって演じられることによって、日常の生活では味わえない人と人同士の温もりのあるふれ合いを感じることができるものである。
また、演じ手が肉声によって直接子供たちや観客に紙芝居を演じることで、人間同士の繋がりを繋ぎ止める「くさび」のような働きをするものであると私は思う。

5.今、何故人々は紙芝居に心を惹かれるのか?
 現代社会は物質的には豊かになったが、ゲームやパソコン、携帯電話・ビデオ等擬似環境の増大で人々は生の直接的な体験が出来にくくなっている。そのため情緒や思考力が未発達となり、自ら考え判断し、自らで行動し、そして他人と自分とは考えが違うのだということを知る機会が無くなってきている。
 このような中、生身の人間が肉声で語る作品世界を独りではなく、他の人達と集団で観ることによって、となりの人の空気や存在感を実感し、自分は決して孤独ではないということを改めて体験できる場を提供するのが紙芝居であり、素晴らしさだと思う。
 現代社会のあらゆる問題(ニート、ひきこもり、いじめ、自殺、殺人、子供の虐待等)は、人間同士のふれ合いの欠如から生まれるものであって、紙芝居はそれを払拭するひとつの素晴らしい手段であると私は思う。

第2回 紙芝居のルーツと歴史を学ぶ
          〜紙芝居は日本でできた独自の文化!〜

1. 紙芝居のルーツを探る
@ 紙芝居の源流・・・「絵巻」
 平安時代、源氏物語の中に描かれた「物語絵」は現代の紙芝居同様の読み聞かせである。
 庶民階級には「絵解き」というものが普及した。これは、寺院で縁起や仏教説話などを伝えるために絵を見せながら語られ、寺の行事等に活用された。また「奈良絵本」の出現により子ども達に物語世界を伝えるようになった。奈良絵本とは室町時代から近世初めにかけて流布した肉筆彩色の絵入り本である。 
A 紙芝居のルーツ・・・ 
 江戸時代末期〜明治・大正期にかけては「絵解き」の源流ともいわれる「のぞきからくり」「写し絵」が見せ物として人気を博した。
 また、「写し絵」から「立絵」(=ペープサート)が生まれる。「立絵」は昔、紙芝居と呼ばれていた。紙に登場人物などを描いて切り抜き、不要な部分に墨を塗り、これを表裏両面に張り合わせ竹串をつけた紙人形を芝居仕立てするもので「紙芝居」と名付けられた。「立絵」は歌舞伎のさわりなどを演目にする東京の寄席芸であったが、明治末期から祭礼の見せ物として街頭で演じられるようになった。→街頭紙芝居のルーツ
 
2. 紙芝居の歴史を繙(ひもと)く

その@ 戦前
「平絵」の出現
 1930年(昭和5年)に入って、東京の下町に現在の形式の紙芝居が現われた。一枚の画面に人物や背景が平面的に描かれているので「立絵」に対して「平絵」と言われ、「黄金バット」や「少年王者」などの登場とともにこの「平絵」による街頭紙芝居はたちまち子ども達の人気を集めるようになった。
 またこの頃、三面開きの紙芝居の舞台を伊藤 朔氏が発明した。
▲人気を博した理由
  ・ 紙芝居は関東大震災に続いて、世界大恐慌に見舞われた東京の失業者の飴を売って日銭を稼ぐ道具として発達した。
  ・「平絵」は技術を要する「立絵」に比べて、演じ易かったので爆発的に増加した。1931年(昭和6年)東京の紙芝居屋は二千人にも達した。
▲当時の紙芝居に対する非難
 ・ 街頭に子どももが大勢集まるので交通妨害になった。
 ・ 紙芝居で売られている食べ物が汚い手で扱うので非衛生的である。
 ・ 内容や絵の構図や色彩が刺激的で非教育的である。

そのA 戦中
福音紙芝居と教育紙芝居(印刷紙芝居)について・・・
 ・1933年 今井よね(アメリカで3年間留学)が街頭紙芝居を初めて観て、キリスト教伝道に活用することを思いつく。
 ・1931年 高橋五山 「全甲社」を創立、1935年に幼児向きの紙芝居に力を入れた。 
   「金のさかな」「七匹のコヤギ」
 ・1933年 松永健哉 東大セツルメント児童部に属し、「児童問題研究会」を結成。
   「人生案内」というぬり絵の紙芝居を刊行した。
 ・1934年 児童問題研究を刊行
 ・1937年 「日本紙芝居連盟」→「日本教育紙芝居協会」の創立
  紙芝居の教育的利用と各地の会員との相互交流を目的とし、大衆性、教育的効用性を強調し、子どもだけの対象から青年及び一般に広げていく。
→戦意高揚を図る国策紙芝居へと傾向していく

第3回 紙芝居を演じる前に…紙芝居と絵本の違い
                  〜紙芝居と絵本の違いが判る〜

1. 紙芝居の特性のおさらい
紙芝居が持つ2つの大きな特性
@紙芝居の作品世界が現実空間に出ていって広がる
A集中することによってコミュニケーションを図り共感の感性を育む。

〜紙芝居の特性を踏まえて、絵本とどこがどう違うのかを考えてみる。〜

2.紙芝居と絵本の違い
@ 紙芝居ならではの形式
・画面が一枚一枚別であるため、「画面を抜き」「抜いて差し込む」ことでお話しが進行する。
・画面の裏に文章が書いてあるため、必ず「演じ手」が必要である。演じ手が観客と向かい合うことで作品の内容が伝わる。
・画面が一枚一枚別々で画面の裏に文章があることで「三面開きの舞台」を使われるようになった。
A 絵本ならではの形式
・綴じているため「ページをめくる」ことでお話しが進行する。
・画面(ページ)の中に文章があるため「読者(読み手)」は本と向かい合う。

〜この二つの違った形式からどんな特性がつくりだされていくのか?〜

3. 絵本の特性
読者は画面と共にページをめくり込んでいくことによって、作家の世界に「入っていき」、ページをめくる時間の間に生まれた自分という「個の存在」で作家の世界を自分自身のものにしていく。
そのよろこびによって読者は「個の感性」を育んでいく。
言い換えれば、絵本は作品世界の中に入りこんで、自己(私)が存在する。自己の存在感を確認する、個の感性を育むものである。しかし、自分の心の中に自分を感じる気持ちと同時に回りの人と一緒に楽しく居たいという気持ちが湧いてくる。そこで紙芝居と言う共感の感性を育む文化が育てられる。

4.紙芝居の特性
画面が現実の空間に出て行き、作家の世界となって広がる中で作品への強い集中と演じ手が臨場感の中で向かい合うことによっておきる「コミュニケーション」が演じ手と観客、観客相互の作家世界への共感をつくり出す。観客はこの共感によって作家の世界を自分自身のものとし、その喜びが共感の感性を育んでいく。

絵本と紙芝居は車の両輪
絵本も紙芝居も本物の文化としての優れた作品には、「作品の奥底には生きることの意味と素晴らしさが凝縮し、光となっている」これを作品の源と言う。

絵 本 → 個の感性を育む文化   どちらも人間が人間らしく生きていく 
紙芝居 → 共感の感性を育む文化  ために必要な車の両輪として大切なもの
    
この二つの感性が備わって初めて生きることの素晴らしさが磨かれ、生きる喜びが深められていくのである。

個だと独りよがりになる(利己主義)
共感だけだと自己を見失う(自主性がない)

20世紀は個を尊ぶ時代であった。
21世紀は個だけでは大変な時代になる。だからこそ私たちは共感の感性を育むことが非常に重要となってきたのではないか?
紙芝居ほど共感の感性を育む典型的なものはない。

5. 紙芝居を現代社会で演じることの意義
(ア) 作品の世界(内容)が重要
(イ) 紙芝居の形式の特性として、紙芝居は見る人が拒否する事が出来ないので本物の紙芝居を演じなければならない。
(ウ) 言い換えれば本物を見抜く目を養わなければならない。
(エ) 紙芝居を演じる人は本物の作品を選ばなければならない。

本物の紙芝居を演じる事で生きることを大切にして自分を大事に想うことでまわりの人を幸せにする事ができる。
紙芝居の作品(本物の)の文化の内容は創った人の生き方が凝縮されている。またその作品を演じきり自分の作品にすると言う事は演じる人の生き方そのものも、演じ方によって演じ手の行き方が凝縮される。

紙芝居の文化はあくまでも独立した文化であって、絵本の代用ではない。紙芝居の文化としての誇れるものであることを私は敢えてここで一言付け加えたい。

6.作品を選ぶ
紙芝居の分類・・・大きく2つの形に分類できる。
@ 物語完結型・・・作品の構成が作品そのものの中で完結している型
A 観客参加型・・・作品の構成が観客の参加を必要としている型

更に分野に分類すると
@ 物語完結型
  A 民話 「天人のはごろも」「たべられたやまんば」「にじになったきつね」
  B 物語 「やさしいおともだち」「ロボットカミユ」「せかい一大きなケーキ」
  C 科学・知識 「おたまたまごろう」「太陽はどこからでるの」 
  D 生活・行事 「おうさまさぶちゃん」
  E 平和・環境  「二度と」「のばら」「平和のちかい」「象牙の櫛」
A 観客参加型
  A 民話  無し
  B 物語 「ひーらいたひーらいた」「きげんのわるいコックさん」
  C 科学・知識  「へんしーん」
  D 生活・行事  「おやつのじかんだよ」
  E 平和・環境  「かりゆしの海」
  特 「おおきくおおきくおおきくなあれ」「よいしょよいしょ」  

7.作品を選ぶポイント
@ 特性を生かす
紙芝居を演じる以上は、紙芝居の特性を充分に生かして、絵も文も作家が研鑚している作品を選ぶ。
A 内容が生きる意味と生きる素晴らしさが込められているものを選ぶ。
B 自分の声の質や持ち味に合ったものをできるだけ選ぶ。
C 紙芝居にもTPOがあるので、どのようなところで誰に届けるかを予め知っておく事が大切である。そして、その場所に一番ふさわしい自分のMY紙芝居が演じられて、観ている人に喜んで戴け共感の感動を味わってもらえることが最高に素晴らしいことである。

*本日演じた紙芝居・・・「やさしいおともだち」
            「注文の多い料理屋」 

 

第4回 紙芝居の選び方

1. 紙芝居の選び方
紙芝居には2つの型に分類できる
@ 物語完結型・・・作品の構成がそのものの中で完結している型
A 観客参加型・・・作品の構成が観客の参加を必要としている型

さらに分野に分けると夫々の型の中に
(民話、 物語、科学・知識、生活・行事、平和・環境)に分けられる

2. マイ紙芝居を選んでみよう
図書館に行くとたくさんの紙芝居があるので、まずは自分の気に入った紙芝居を借りて読んでみる。
その作品が好きになり、これならと思える紙芝居に出会ったら購入して、マイ紙芝居を持つことをお奨めする。

・紙芝居を選ぶ時の留意点
@まずは自分がその作品を好きであるということ。そして「ほんものの紙芝居」であるかどうかを見極める。
「ほんものの紙芝居」とは「作品の奥底に、生きることの意味と素晴らしさが凝縮し、光となっているもの」これを作品の源(みなもと)と言う。
A 自分の声の質や性格、タイプ等に合った作品を出来るだけ選ぶと良い。どんな紙芝居も見事に演じようとしてもそれは大変なことなので、まずは自分がその作品が気に入り、そして自分の性に合っているがどうかを考えて選ぶ。紙芝居にもTPOがあるので、いつ、どこで、誰に届けるのかで作品を選ぶことが重要である。

(例) 赤ちゃん向け紙芝居
   幼児向け紙芝居
   小学生対象
   高齢者
   障害のある方
   不特定多数の一般の方

3.演じる前の準備と心構え
@必ず舞台を使用する(中には使わない紙芝居もある)
A充分な下読みをして、作家がこの作品を創作することで、何を言わんとしていたかを自分なりに解釈して、作品世界を自分の心の中に描けるようにする。
B普段から発声練習や腹式呼吸、活舌等の練習を習慣づけておく。いくら上手に演じても声が観客に届かなければ作品世界を表現することはできない。

4.演じる点に於いて一番大切なこと
@何よりも作品の光の源(作家の人生観)を何回も繰り返し練習することが大切である。そして、練習して何度も読み返していくうちに、作家が何を言いたかったのか、文章と文章との行間を読み取ることが自然とできるようになって来ると思う。
A紙芝居は読むのでなく、あくまでも演じるという立場に立つ。どういうことかというと、極端なこわ色を使うとか、パフォーマンスをする必要はないが、作品を通じて作品と演じ手、観客が一体となってコミュニケーションを図る心豊かな文化であるということを入れて、自然体で自分の持つ味を活かせるようにすることが大切である。

第5回 紙芝居を演じる Part1  ☆演じ方の留意点

1.青空視観の演じる紙芝居鑑賞
・参加型紙芝居の例として参考までに・・・ 
  松井法子 脚本 「ご機嫌の悪いコックさん」

2. 紙芝居の選び方(前回のおさらい)
・紙芝居の特性を生かせる紙芝居を選ぶ→作品が本物であるかどうかを見抜く目を養う。
・図書館で探す→まず絵をみて、あらすじ等も検討→マイ紙芝居を持つ

3.紙芝居を演じる前の注意点
・対象は誰か?
・演じる場所は?
・何人ぐらいの前で演じるのか?人数の確認
・充分な下読みをして、作家が何を言いたいのかを感じる
・自分も絵を見ながら読んでるみる
・めくり方、めくるスピードも注意

4.演じる上での留意点
・必ず舞台で演じる  舞台の中・・・作品世界
           舞台の外・・・現実の世界
・作品と観客の間隔・・・自分の立ち位置を練習する
・舞台の高さの調整
・始めに、脚本作家名、次に絵本作家名、タイトル名の順で読み上げること
・無理に声色を使わずに、自分の地声で演じること
・ 画面の抜き方を工夫する・・・普通のスピード、ゆっくり、さっと速く、半分だけ抜く
 どういうふうに抜くかで演出効果は変わる
・抜いた画面の処理・・・
 抜いた画面を差し込むことによって、その間合いも集中を誘い、大切な動作である。
 したがって動作、間合いに工夫が必要である。経験を積んで各自で会得して欲しい
・作品の本質からかけ離れたパフォーマンス(踊ったり、太鼓をたたいたり)は避けたい。
・舞台の後ろに隠れて話すと声もくぐもるので、舞台の横で演じること

5.最後の場面
・演じ終わるときは、最後の場面でお仕舞いすること。
・舞台の扉を大切に心を込めて閉める

第6回 紙芝居を演じる Part2  ☆演じる上での楽しみ方

1. 紙芝居は全ての年代の人々に観てもらえる、ひとつのお芝居である。
  どうしたら喜んでもらえるのか?
  ・紙芝居の特性を生かして演じると良い
  紙芝居の種類 
    観客参加型・・・言葉や動作によってコミュニケーションを図る
    物語参加型・・・演じ手の表情や間によってコミュニケーションを図る

2. まずは自分が楽しくなくては続かない。
  どうしたら続けることができるのか?
  ・自分の好きな作品をとことん演じきる
  この紙芝居なら誰よりも自信を持って演じられるという気持ちになるには・・・
  @ 何度も練習する
  A できるだけ多くの場所で、人前で演じる
  B 観客の反応(空気)を感じることができる
  C 自分で良かった点、悪かった点を省みる、そして工夫する
  D 次の口演で実践する→成功感、達成感を味わう
  E 今度はもっと違う人達にも観てもらおう→場が変わると観客の反応も全く違う
  F 更に工夫を凝らす→自分のものになっていく
  G 人前でどんどん演じたくなる
  H 他の紙芝居にもチャレンジしくなる
  I 紙芝居をもっと知りたくなる→紙芝居のことがもっと好きになる

   紙芝居の魅力
  1)紙芝居はいつでも、どこでも誰にでも演じることができる。
    この簡便さが大切! 魅力
    いつ・だれに・どこで・どんな紙芝居を届けるかを考えると面白い
  2)紙芝居を演じることで自己表現ができ、心を解放することができる。
    大きな声で観客の反応を見ながらすることで、
    自分の内に秘めている心の内を発散させることができる→自己解放
  3)いろいろな作品があるので
    自分にあった作品を見つけた時の喜びは非常に大きい。
    出版社のカタログ、又は図書館や書店で実物を自分の目で見て確かめる。
  4)紙芝居を演じることで自分の人生観や価値観を客観視でき、
    もう一人の自分になることができる。
  5)紙芝居を通じてさまざまな人との御縁ができ、人間関係が豊かになる。

3.どうしたら紙芝居を楽しく演じられるか
 @ まずは声に出して読んでみる
 A 作家がその作品を通して何を訴えたかったか(テーマ)を考える
 B 作品の中の起承転結を考え、自分なりに演出の仕方を考える
 C 紙芝居は声色を使わなくても良い。自分の地声を活かして
   登場人物の気持ちになって 演じれば観客は絵を見ているので十分に伝わる
 D これが一番大切! 紙芝居の特性である、抜くことと、差し込むことに工夫を重ね、
   その所作に依っていろいろな間ができるのでそれを十分に考慮して、
   どうすれば集中してもらえるのか自分で何度も間を図る練習をして工夫することで
   面白味が増してくる

紙芝居は神芝居?
紙芝居は人と人とをつなぐ接着剤のようなもの。作品を演じることによって人と人とが触れ合い、
共感の感性が育まれ豊かな人間性を育むことができる。

紙芝居を楽しく演じる秘伝
失敗は成功の元。誰しも初めからうまく演じられない。
また、うまく上手にそつなく演じることに気をとらわれると、観客に見抜かれ、自己満足だと思われては共感が得られない。むしろ、朴訥な演じ方の方が人々の心に伝わるものがあり、感銘を受けることが多い。自分が楽しく演じていると観客も楽しくなる。
三種の神器・・・ 笑顔、アイコンタクト、演じる姿勢・・・これが大切である

紙芝居は難しく考える必要はありません。在りのままの自分をさらけ出して、自分の生き様を等身大の姿で観客の方々に観ていただくことで充分です。
まずは練習を何度もすることです。
紙芝居を侮らず、真摯な態度と心で演じると必ずや観客は観てくれます。
パフォーマンスではなく、教育的な読み聞かせでもない。紙芝居は貴方の今まで生きてきた姿が丸ごと演じ方に表れます。
まずは自分を磨くことを第一に観客の方々に共鳴していただける演じ方をどうか一人でも多くの方に観てもらってください。

第7回 紙芝居を演じる Part3  ☆実際に演じてみよう!

@本日の先生による紙芝居鑑賞
「ねずみきょう」(脚本 渡辺 有一、絵 武士田 忠)

A受講生による実技練習とチェック項目

・声が後ろの方まではっきりと聞こえていますか?
・始まる前に言い訳をしていませんか?
・演じ手が先に笑ったり、照れたりしていませんか?
・順番は間違っていませんか?
・観客の目をちゃんと見て演じましたか?
・抜き方、差し込み方はうまくできましたか?
・作品の光の源(テーマ)が充分に伝わりましたか?
・楽しく最後まで演じることができましたか?

B先生により「七どきつね」(脚本 桂 文我、絵 渡辺有一)の実演 

第8回  紙芝居の発表会  ☆みんなで紙芝居を演じ、観てもらいまひょ♪

    受講生による発表、及び修了式※画像をクリックすると動画がスタートします

おおきくおおきくおおきくなあれじごくけんぶつかくれんぼ たべられたやまんば

にじになったきつね おかあさんのはなし 修了式 大河萬子次氏による手品

                           


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